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いつでも本気で徐行運転。

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スパコミの参加証が来たので、イベント情報更新しました。
プチオンリーもあるし、今から楽しみです。げげげ原稿やんなきゃね(^_^∥)
嗚呼、でも今度は雑貨スペースが東で遠い・・・(苦笑)

先日、某百貨店の酒売り場で某蔵元さんの試飲販売でひたすら(←・・・いや、蔵の人とウッカリ話が乗って。売り物じゃ無い酒まで飲ませて頂き・・・美味でした13年古酒)飲んでた際、隣で飲んでたオジサンにナンパ?されて、咄嗟に「家で旦那が待ってる」と大嘘ついてスル―して来ました(笑)
でも、「カズケンで蔵人:佳主馬と、会社帰りの酒に弱いリーマン・健二で酒売り場でフォーリンラブで、ナンパしてお持ち帰りとかどーよ。うふふ・・・・」とぐるぐる妄想してた、己のカズケン脳ばんざい。
と言う訳で、細切れのネタ状態ですが浮かんだシーンだけ書き殴っときます~。


「良かったら試飲如何ですか?」
不意に健二の耳に流れ込んで来た心地よいテノールに思わず振り返れば、
小さな冷蔵ケースに数種類の酒瓶が並び、氷が入ったワインを冷やすような
銀色の容器に入れられた四合瓶と小さなプラカップ重ねられているのが目に
入った。
駅ビルの所謂デパ地下の酒売り場では、たまに地方の蔵元が来て試飲販売を
している。
夕食用に値下げシールを貼られた弁当目当てに通りかかった所を声を掛けられ
たのだと気付いて、健二はのろのろと顔を上げた。
「・・・あ、すいません。僕お酒苦手で・・・」
言い掛けた所で健二はポカンと目を瞠った。
「口当たりが良くて飲みやすいのもありますよ?少しだけ試して行かれませんか?」
そう丁寧に答えてくれたのは、蔵の人なんだろう。濃紺の法被の襟に「陣内酒造」と
入っている。
だか、その蔵人―――青年は、背は健二よりだいぶ高いものの、スッキリとした
切れ長の目元涼しい、たいそう見目麗しい姿をしていた。
健康的な褐色の肌、オニキスのような瞳。何より健二と視線を合わせて微笑んだ
様の絵に寝る事といったら、モデルと言われても頷けそうだ。
(うわ、キレーな人だなぁ・・・)
「・・・どうぞ?」
長めの黒髪を無造作に括った青年の目があんまり優しく健二を見ていたので、
健二は思わず促されるまま、注がれた日本酒に口をつけた。
「・・・美味し」
ふくよかな香りが鼻腔をくすぐり、口当り良くスッキリとした後味のその酒は、日本酒が
苦手な健二でも美味しいと感じるものだった。
思わずと言った態で感想を漏らした健二に、青年はとても嬉しそうに笑みを浮かべる。
「僕、日本酒ってあまり飲めないんですが、コレはすごく美味しいんですね」
「ありがとうございます。今年の新酒なんですよ」
聞けば、青年は杜氏ではないものの、仕込みの一端を手伝った酒だとかで、日本酒が
駄目な健二が美味しいと感じた事が大層嬉しいようだった。


で、意気投合して二人は知り合いになり、試飲販売の最終日に佳主馬が健二を夕食に
誘っちゃう訳です(笑)
んで、警戒心もなんもなく健二は誘いにのっちゃう訳です。そしてお約束通り潰れる、と(笑)


「・・・健二さん大丈夫?」
ゴメン、飲ませ過ぎたね。そう言って申し訳なさそうに眉を下げる佳主馬に、健二はキャラ
キャラと笑った。
「佳主馬くん、そんなカオしてぇ~。ぼく酔ってないよ~ぉ?」
だいじょぶだいじょぶ~と機嫌良く歩く足元は、完全に千鳥足になっている。
「酔っ払いはすべからくそう言うんだよ・・・」
(翌日残るような酒は飲ませてないし、一晩寝れば大丈夫だと思うけど・・・)
元々酒に弱いと言っていた健二が此処まで酔って、無事に帰れるのか些か
心配になってくる。
「・・・健二さん」
佳主馬は電柱に抱きついている健二の腕をとった。
「・・・うにゃぁ?」
「!!!」
だが、ぽやんと上げた健二の顔を見て、佳主馬は絶句した。
色白だった肌はアルコールのせいで、ほんのり桜色に上気している。トロンと
蜜のように蕩けた目元。熱い吐息を零す熟れたような唇。
佳主馬は見えない手に魅きよせられるように、薄く開いた健二の唇に己の唇を
重ねた。
首に回された腕が健二の物だと認識した瞬間、抗いがたい衝動のまま健二の
唇を舌で抉じ開けた。


そんでお約束。

「・・・・・・あれ、此処どこ・・・・」
健二は知らない部屋で目を覚ました。
昨夜は佳主馬と食事をして、勧められるままに飲んだ事のない日本酒をテイス
ティングした。佳主馬がチョイスする酒はどれも健二の好みで、今迄の日本酒に
対する苦手意識を克服するに充分な質のものばかりだった。
そうしてほろ酔い気分で店を出て、その後・・・。
「そ、その後・・・どうしたんだ・・・っけ・・・????」
健二はサーっと青ざめる。
気分はさ程悪くないが、昨夜の記憶が途中から無い。今迄度を超えて飲むような
事が無かったから、酔って記憶が抜けるなんて初めての事で、健二は完全に
パニクッていた。
「そ、そうだ。佳主馬君・・・」
昨夜一緒だった筈の彼は何処に行ったのだろう。健二がキョロキョロと不安げに
室内を見回した時、ガチャリとドアが開いた。
「ああ、起きたの?健二さん」


とりあえず、こんなとこ(笑)
気が向いたらちゃんとしたお話にするかも?











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