Asterism

お互い無自覚の友人で同居設定のカズケン。健二は相変らずですが、池沢少年はとんでもないイケ面に脱皮。佐久間は近所で一人暮らし。三人仲良し。察しの良い佐久間だけが苦労…と言う話が今凄く読みたい（笑）
タイトルは仮題。パソが戻って来るまで、携帯から適当にかき足します(^_^;)

「…あのですね、キング」
「…なに。佐久間さん」
最早ウンザリを通り越して切ない諦観を浮べた佐久間は、溶けた氷で薄まったサワーのグラスを抱えて、絞り出すような溜め息を吐いた。
対する佳主馬は、やや憮然とした面持ちで日本酒を傾けている。
大学進学と同時に上京した佳主馬は、元々一人暮らしをしていた健二と同居を始め、佐久間のご近所さんとなっていた。
「…キング、昔はあんなに可愛かったのになぁ…」
さめざめと泣く振りをすれば、二十歳を超えて益々男振りに磨きの掛った顔を佳主馬は嫌そうにしかめる。
「佐久間さん、ショタだったの。知らなかった」
「ちゃうわッ！！」
半眼で身を引かれて、すかさず突っ込み返す。
「俺が言いたいのは、そう言う事じゃなくて」
ソレだぁッ！と、佐久間は佳主馬の膝に乗った物を指差した。

つづく